駐車場経営にかかわる基本的なこと
今土地があり、遊ばせているなら駐車場にしよう、経営しているアパートが古くなったから取り壊して駐車場にしよう、いろいろな理由から駐車場経営に乗り出す人は多いかと思います。
ですが駐車場と一言で言っても、土地を更地にして、柵をつければいいのか、というとそうではありません。
まずは駐車場経営にかかわる基本的なことを知っておきましょう。
駐車場の条件
1つは駐車場の条件です。
大きく分けると、駐車場には月ぎめとコインパーキングの2種類があります。
コインパーキングの場合、場所の条件によって利用者が多いかどうか変わります。
つまり、利用者のニーズが高い場所でなければならないということですが、コインパーキングの場合は駅前、町の中心など、利用者が四六時中取るような場所、さらに駐車場が常に不足している土地がもっとも経営に向いているといえるでしょう。
全体的なニーズ
さらに突っ込んだことを言えば、時間帯や日によって利用者が少ないということもあります。
平日や週末、休日、昼間と夜間の利用状況を調べ、全体的にニーズがある土地かどうかを見てみましょう。
そして利用者が安全に利用でき、便利だと思うかということもポイントです。
道路から入りやすい、駐車スペースが広く取れることが条件になります。
特に女性にしてみると、停めるのが大変な駐車場は敬遠されます。
駐車場を設置するための条件
ひとつ注意したいのは、駐車場を設置するための条件が法律で定められている、ということです。
コインパーキングを設置場合、路外駐車場、駐車区画線内合計面積が500平方メートル以上、都市計画区域内、駐車料金の徴収を行う場合、設置届出書を提出しなければなりません。
あなたが今駐車場を設置している場所の条件をしっかり確認しましょう。
分からなければ駐車場専門業者や税理士などに問い合わせしてみましょう。
では実際に駐車場を開設するのに資格は必要なのでしょうか。
答えは必要ありません。
駐車場を開設するのに手助けしてくれる業者もたくさんありますから、頼ってみるのもいいでしょう。
駐車場経営に必要な費用
ただし、費用はかかります。
土地を駐車場にするための費用としては、アスファルト舗装、土地の整備費用が必要です。
時間貸しにするなら、ロックプレートや清算機を調達し、工事するための費用も必要となります。ほかに看板や夜間照明など、設備費用がかかります。
契約形態により、機械設備はコインパーキング会社が負担する、リースで設置するなど、さまざまな方法があります。
それから運営費用がかかりますが、これは集金、清掃、機械メンテナンス、電気料金などと考えればいいでしょう。
気になる税金ですが、固定資産税、都市計画税などがかかります。
ただし、固定資産税の場合、課税標準額が設定されていますので、満たさなければ課税対象にならないこともあります。
駐車場経営は大変なように思えますが、軌道に乗ると副業としては非常にやりやすいといいます。
興味のある方は、駐車場経営をバックアップしてくれる企業などを訪問してみるといいでしょう。